今月の対談「いい人いい話いい氣づき」

2017年9月:「齋藤 文吉」さん

齋藤 文吉

齋藤 文吉(さいとうふみよし)さん

通称ぶんちゃん。1953年生まれ。幼少のころより、里山百姓一筋の父親の背中を見て育ってきた。農薬、化学肥料を使わないオーガニック農業を45年続けている。混沌とした現代こそ、自給自足の叡智、知恵・知識を、必然の出会いのあった方々に伝授すべく感性を磨く日々を送っている。オリーブパーク東京グランドプロデューサー。

『都心の近くで農業を体験。自然から学びと気づきを得る』

江戸時代からの農家の10代目。オーガニック農業も45年に

中 川:
私は、FM西東京で番組をもたせてもらっているのですが(毎週日曜日朝9時25分~40分『中川雅仁の今日も一日い氣い氣ラジオ』)、FM西東京の前社長の有賀達郎さんから、東村山に都市型の農業をやっていて、氣のことも興味がある方がいるとお聞きして、ぜひお話をうかがいたいと思って、お邪魔しました。
東村山は初めて来ますが、私どもの本社のある池袋から40分くらいで着くんですね。東京の都心に近いところで、どんな農業をやっておられるのか、今日は、いろいろとお話をお聞かせください。
齋 藤:
ありがとうございます。有賀さんから連絡を受けて、雑誌を送ってもらって、巻頭ページに、カラーで写真まで出るということで、私はビジュアルには自信がないので、最初はお断りしようと思いました。
でも、ずいぶんと前ですが、私は先代の会長のお話もお聞きしたことがあるし、池袋のクリニックへもうかがったことがあるんですよ。これは何かのご縁だろうと思ってお引き受けすることにしました。
中 川:
そうでしたか。そうすると、20年以上前のことになりますね。
齋 藤:
高次元科学の関英男先生や足立育郎先生のお話もうかがったりして、今回、こういうご縁をいただいて、あれが自分の原点だったかなと、そんなことを思いました。会長にお会いするのもとても楽しみにしていました。
でも、私の話すことは、普通に聞けば非常識で、受け入れていただけるかどうかわからないのですが(笑)。
中 川:
いえいえ。だいたい氣の世界は非常識なことばかりです(笑)。ご存知のように、先代はハイゲンキという機械を作って、それで宇宙の氣を中継しようとしました。氣をやっている人たちからも非常識だと言われましたから(笑)。
世の中を変えるのは、非常識からじゃないかと、私は思っています。齋藤さんの非常識な話こそ、私はお聞きしたいと思います。
でも、まずは常識的なところからお話を始めたいと思いますが、齋藤さんは農家として10代目で、45年前から、農薬や化学肥料を使わないオーガニック農業をやっておられるそうですね。
齋 藤:
江戸中期からここで農業をやっています。今は3000坪の農地があります。
父は、牛や豚やヤギを飼っていました。私もずっとそのお手伝いをしていて、馬もいましたから、馬を乗り回していました。
私の代になってからは、有機ゲルマニウムに興味をもちまして、それを含む霊芝(サルノコシカケ)とか明日葉などの栽培をしました。当時から変わったところがあったみたいで、人が作らない作物を作ろうと思いましてね(笑)。私は農業が得意ではないので、人と比べられたくなかったんですね。
明日葉は大手のスーパーがたくさん買ってくれました。さまざまな体験を重ねて、生産をして売るだけの農業ではなく、都会に住む人たちが農業体験をしたり、農業を学ぶ農業塾ができないかと思って、去年、本格的に「オリーブパーク東京」というのを立ち上げました。
中 川:
オリーブパークというくらいですから、オリーブを栽培されているんですよね。オリーブというと、地中海とか瀬戸内というイメージがあるんですが。
齋 藤:
オリーブは聖なる木だと言われています。それにおしゃれでしょ。私は、オリーブパークを始めるに当たって、「楽しい」「おしゃれ」「おいしい」の3点セットでアピールしようと考えました。そういう意味で、オリーブはぴったりなんですね。
面白い話があるんですよ。今、建売住宅を売っている人たちの間で、庭にオリーブの木を植えると売れやすいという話が広まっているようなんですね。苗木屋さんに、オリーブの苗木はどういう人が買いますかって聞いてみると、建売屋さんという返事が返ってきますから。
中 川:
そうですか。それは知らなかったですね。それにイタリア野菜にも力を入れておられるようですね。
齋 藤:

おしゃれだからですよ(笑)。東村山の駅からここまでお越しになる途中に私の畑がありますが、道路際にスイスチャードが大きくなっています。サラダとか炒め物にするととてもおいしい野菜です。あとから見ていただきたいと思いますが、あんなに込み合って育つことはないんですよね。常識ではね(笑)。でも、ビシッと隙間がない状態で育っているんですね。
それに、その横にバジルがありますが、とても大きいですよ。あれもこの間の台風でぺしゃんこになったのですが、すぐに復活してきました。ものすごく生命力のある野菜たちです。
私が作りたいのは、おしゃれでおいしくて食べた人が元気になれる野菜たちなんですよ。そういう野菜を使って料理を作るのは楽しいものです。
都会の人に、そんな体験をしてもらいたいんですね。

<後略>

(2017年7月28日 東京都東村山市にて 構成/小原田泰久)

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