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科学から見た氣の力

『外気功が下肢閉塞性動脈硬化症(ASO)に及ぼす効果』 
から抜粋  阿岸鉄三
西本先生のお話
  下肢閉塞性動脈硬化症(ASO)に対する治療としては、末梢血管拡張薬・血小板機能抑制薬などを中心とする薬物療法およびバイパス手術を中心とする手術療法が一般的に行われ、また、最近では高脂血症を伴う患者が約半数いることからLDLアフェレシスが適用され、一定の臨床的効果が得られる。しかし、治療効果は患者にとって、必ずしも満足できるものではない。
ASO患者の治療を行っているうちに、気功を治療として試みることを思いついた。気功についての報告から、自律神経系に及ぼす影響の可能性のあることが示唆されたからである。本稿は、ASO患者に対して適用された外気功が、驚くほどの自覚的・他覚的効果を現したことを報告するものである。

対象
患者:(SK)男性、69歳
現業歴および現症
1992年9月から左下肢にFontaine III度のASO症状あり。Ankle pressure index(API)右:0.94、左:0。Run-off不良なのでバイパス手術などの適用から外されていた。1993年1月からlipo-PGE1, argaroban, ethyl icosapentate, cilostazol, PGI2による治療を行っていた。1993年4月、両側下腿痛強く、diclofenac sodium坐薬を使用していた。1993年6月2日、気功により治療。

患者:(TT)男性、72歳
1991年6月からFontaine II度のASO症状あり。API右:0.92 左:0.92、高脂血症あり。1992年4月からlipo-PGE1, argaroban,の点滴静注に加えて、probucol, coletyramine, pravastatin sodium,PGI2,cilostazol,ethyl icosapentateなどの投与を行っていた。 1992年5月から8月にかけて、高脂血症に対して10回のLDLアフェレシスを行った。頭がすっきりした、体が軽くなったなどの効果はあったが、下肢の自覚症状に対する著しい改善効果はなかった。下肢の冷感が強く、痛みが強いため、1992年12月17日脊髄電気刺激装置植込を行った。1993年6月2日、気功により治療。

結果
2人の患者で、ほぼ同じ結果が得られた。気功開始数分後に気功を受けている側の下肢が温かいお風呂に入ったように気持ちよく温かくなると述べた。気功を大腿部から10数分かけてしだいに下肢に向けて施すにつれ、温暖化は次第に足先へ向かって拡大していった。下肢の温暖化は、サーモグラフィーによっても確認された。気功の信仰とともに、患者の表面温度は上昇し、拡大。平均的に3度から最高5度までの局所温の上昇が認められた。(図)
慢性関節リウマチの治療の方法の一つとなりうることが示唆された。



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