「真氣光」とは「真氣光」とは
「真氣光」とは何か?
「真氣光」の歴史や、その力をわかりやすくご説明します。

特別対談

特別対談

「特別対談」【株式会社エス・エー・エス会長】中川雅仁会長×【東京女子医科大学付属青山自然医療研究所クリニック所長】川嶋朗先生

川島朗先生

川嶋朗先生プロフィール
1957年東京都生まれ。北海道大学医学部卒業後、東京女子医大へ。93年~95年、ハーバード大学へ留学。2003年より、東京女子医大附属青山自然医療研究所クリニック所長。医学博士。東京女子医大准教授。1995年7月生駒第16回真氣光研修講座を受講。

足の腫瘍が統合医療へ、難聴が真氣光へ導いてくれたと思っています

中 川:
ご無沙汰しています。今、統合医療とか代替療法ということで、医療の世界も大きく変わっていますが、先生はその 旗手として雑誌のインタビューなどでよくお見受けします。真氣光のことを理解していただいているドクターが、医療の最前線で活躍されているのを拝見すると、とても頼もしいし、心強いし、嬉しくなってきます。
川 嶋:
ありがとうございます。私にとっても、真氣光は自然医療をやっていくきっかけになってくれた存在ですから、とても大切に思っています。
中 川:
先生には、ハイゲンキを積極的に使っていただいていますし、論文にも書いてくださったりしています。本当にありがとうございます。私は、先生の西洋医としてのハイゲンキに対するスタンスがすてきだなと思いました。交通事故には、西洋医学の力が必要。でも、慢性病にはハイゲンキがとても役立つと。
川 嶋:
急性疾患では西洋医学はすばらしい効果を発揮します。でも、慢性疾患となると、西洋医学では打つ手がなくなることがよくあります。そんなときには、ハイゲンキを使うことがあります。『治療の妨げにならないことで、患者さんのためになることであればやっても構わない』と許可が出て、ハイゲンキを診察室に置くことにしました。でも、全員に使うわけではありません。慎重に相手を選んでいます。そして、今がそのタイミングかどうかを見極め、『やってみますか?効果は保証できないですが』と提案するのです。だいたい、みなさん、やってほしいとおっしゃいましたね。
中 川:
先生のご紹介でハイゲンキを購入してくださった方もいましたが、購入する条件というのがありましたよね。
川 嶋:
ぜひ家でもやってみたいという人がいますので、そういう人には2つの条件をクリアできれば買ってもいいよと言っています。ひとつが、『ゆとりのあるお金で買えること』です。ハイゲンキを買ったら、明日食べるご飯にも困るというほど無理をして買うのは考えものです。2つ目の条件が、『もし効果が出なくても、誰のせいにもしないこと』です。
ハイゲンキを買って、自分で当てても期待どおりの効果が出なかったとしても、それを売っているメーカーやすすめてくれた人に非難がましい気持ちをもたないことが大切です。『インチキなものを売りつけやがって』という気持ちをもつなら、買うのをやめなさいと言っています。そういうマイナスな感情が病気を悪くすることは目に見えていますから。おかげさまで、私がすすめた人で、苦情を言ってくる人はひとりもいません。効果があるのももちろんですが、自分で納得いくまでハイゲンキを使えるのですから、満足してくださっているのだと思います。 ハイゲンキはすばらしい機械ですから、つまらないことから誤解が生じたりして、世の中から抹殺されたら、これは大きな損失ですよ。
中 川:
生駒の研修講座へ参加されて、ずいぶんと意識の変革があったとお聞きしていますが。
川 嶋:

それは大変な変革でしたよ(笑)。アメリカ留学から帰ってしばらくしたら、急に右の耳が聞えなくなりました。耳鼻科で診察してもらったら、突発性難聴だと言われました。ステロイド剤を処方されましたが、まったく良くならない。そんなとき、腎センター所長の阿岸鉄三教授が真氣光を紹介してくれたのです。生駒で9日間の研修があるから行って来いと言うんですね。1995年でした。脳溢血で倒れた先代が復帰された月だったと思います。まあ、驚いたの何のって(笑)。中川先生が『氣功を始めます。目をつむってください』と言った途端に、踊り出す人がいたり、叫び声を上げたり、立てなかった人が立ち上がったりと、目の前で信じられないことが起こったわけです。これは新手の宗教だと思いましたよ(笑)。でも、講義ではとてもいいお話が聞けましたし、別にお布施をよこせとも言いませんし、知らず知らずのうちに身も心もきれいになっていくという感じがして、すごく気持ちよかったですね。不思議な合宿でした。でも、感謝の気持ちとか物の見方とか、ものすごく勉強になりました。ハイゲンキも、最初は効果を信じていたわけではありませんでしたが、すばらしい時間を過ごさせてもらったお礼として購入したんです。『効かなくてもいいや』っていう気持ちで。でも、合宿から帰って、『膝が痛い』という患者さんがいたので、まずは 痛い膝に手をかざしてあげました。氣功師に認定されたと言っても、訳も分からずというのが正直なところでしたから、半信半疑どころか、効くなんて思ってないですよ。そしたら、一発で痛みが消えてしまったんです。ウソだろと思いましたよ(笑)。それで、面白くなってしまって、『だったらハイゲンキでも同じことができるだろう』と、積極的に使うようになったんです。僕にとっては、忘れられない出来事だったですね。
中 川:

私は、その時期から真氣光のエネルギーの質が変わったと思っているんですね。それまでの真氣光は癒しのエネルギーが強かったのですが、先代が病気をしたことがきっかけで、そこに氣づきのエネルギーが加わったと。病気が治ることも大切だけど、それ以上に、病気から何を学ぶかということの方が重要なんだと。病気が治ることだけでは先生もこれほど真氣光を評価してくださらないと思います。でも、そこに氣づきという要素があって、先生の心にも大きく響くものがあったのではないかと、私は勝手に思っているのですが。
川 嶋:
その通りです。病気になるのは、必ずそこには何かの意味があってのことだと思います。たとえば、がんが今、非常に多いですが、仕事上のストレス、家庭のトラブルなど、なぜ自分ががんになったのか、真剣に考えてみる必要があると思います。
がんもほかの病気も、『治す』ものではなくて、『治る』ものです。僕たち医者は、『治る』のを手助けするだけです。治すなんてことはできないわけです。病気が治るのは、患者さんの内側から湧き上がる力です。それが、会長が言われる氣づきかもしれませんね。
中 川:
真氣光を受けると、自然に気持ちがプラスの方向に動いていくんですね。真氣光は、かつては病気治しのイメージが強かったですが、今はあらゆることから氣づきを得られるのを早める触媒のようなものではないかと思っています。何か、今、考えていることがあるなら教えていただけますか。
川 嶋:
来年になるかと思いますが、統合医療塾を開きます。臨床経験5年以上の医師を対象にした統合医療を学ぶ場を作っていこうと思っています。これからは、統合医療がますます注目されてくるのは目に見えています。患者さんが求めるのも統合医療になってくるでしょう。しっかりと統合医療が語れて実践できる医師がどうしても必要になってきます。また、そのときにはいろいろとご協力ください。
中 川:
こちらこそ、よろしくお願いします。今日は、お忙しい中、ありがとうございました。

(会報誌ハイゲンキ2005年7月号より抜粋)

今月の対談「いい人いい話いい氣づき」